マンモグラフィ解説ナビ
乳がんと転移
予後
乳ガンの予後は、当然ですが進行度により変わります。早期乳ガンの場合だと、10年生存率は90%近くに達します。進行乳ガンの場合では50%程度になりますが、乳ガン全体の10年生存率は約70%くらいになるでしょう。
乳ガンの再発部位として、最も多いのが骨で、ついで肺や頸部リンパ節、また肝臓などへの転移再発になります。再発部位によっても治療法は異なります。例えば、放射線治療やホルモン剤治療、抗ガン剤治療を適宜に組み合わせるなどして、そして日常生活をできるだけ変えることなく、治療することが重視されているようです。 化学療法の専門医や緩和医療に精通した医師による治療が望まれます。
まだ、乳ガンの発病の原因も解明されていないので、大事なのは自己検診による早期発見がキーポイントになります。乳ガンは術後10年再発しなければ、治癒したと考えられます。
退院後には、通院する機会が増えると、自身の生活ペースも入院前とは異なってきます。その上、術後の後遺症などで肩や腕の動きが低下することなどもあり、以前のようには思うようにいかないことがあるかもしれません。しばらくの間は、主治医や看護師に相談しながら、治療やリハビリテーションを中心にしたスケジュールで、ゆとりを持ち日常生活を取り戻していくことが大切です。
肩の関節が動きや、腕に力が入りにくいなど、家事などに支障があるときは、家族に協力してもらうことも必要です。肩の関節の動きや腕の筋肉などは、徐々に機能が低下するので、痛みやしびれなどは、医師や看護婦に相談するなど無理をしないで使っくいく工夫も必要です。
手術後の後遺症は、多くの例では、少しずつ日常生活に戻っていく人が多いですが、わきの下のリンパ節を切除した人が、手術をした側の腕にむくみが出ることがあり、むくみは術後しばらくたってから出ることがあります。 乳がんの手術後は、原則として10年くらい定期検診を受ける必要があります。現実をしっかり受け止め、定期検診だけは欠かさず受けましょう。